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ウサギの涙嚢炎

23年10月30日

 人も犬のウサギも、眼球からの涙液は涙点を通って涙嚢から鼻涙管、そして鼻腔へと流れていきます。犬では鼻涙管がつまることで鼻涙管閉塞を生じ、いわゆる涙焼けという状態になります。ウサギでも同様に鼻涙系疾患が多く、特に涙嚢炎が多く見られます。涙嚢炎になると著しい膿性の眼脂が目立ち、涙嚢炎が重度になると眼の内側の皮膚が腫れてきます。蓄膿が重度だと涙点から膿が排出できることもあり、また結膜炎や眼瞼炎、眼の疼痛もよく引き起こします。

 ウサギは歯科疾患の影響で涙嚢炎になりやすいと言われています。臼歯根と切歯根がそれぞれ涙嚢、鼻涙管に接しているせいで、それらの歯の過長などで涙道が閉塞することになり、上記の症状を呈するようになります。そのため歯科疾患の検査をすることが本疾患の診断のために大事になってきます。

 治療は単純な涙嚢炎の場合は鼻涙管洗浄などになりますが、歯科疾患に起因するものは歯科疾患の治療が必要になります。ウサギは膿を呈する疾患が多く、そして厄介なことになることも多々あります。ウサギさんの眼がおかしく膿性の眼脂が多くみられる場合はご相談ください。 

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T.S.