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太った猫で多い肝リピドーシス

10年08月31日

ストレスがかかる出来事、あるいは病気によって猫が食欲不振に陥ると、肝臓に脂肪が蓄積され脂肪肝になります。これを肝リピドーシスといいます。
食べ物から栄養を得られないために、体脂肪を分解してエネルギーを得ようとしますが、肝臓での脂肪処理能力には限界があるため、肝臓に脂肪がどんどん蓄積されることで脂肪肝になります。太った猫では動因される脂肪が多いために、肝リピドーシスが発生しやすくなります。蓄積した脂肪のために肝臓は腫大し、黄疸、体重減少、下痢、嘔吐、元気消失などが症状として現れます。
治療において最も重要なことは、基礎疾患の治療を行うとともに、栄養補給を行うことです。食欲刺激剤を与えたり、それでも足りない場合は経鼻カテーテルや胃瘻チューブを設置して栄養補給を行います。
糖尿病、腎不全、腫瘍などの病気で食欲不振に陥りますし、またある種の薬剤や毒物での肝障害で肝リピドーシスが起きる事があります。特に太った猫では要注意なので、猫がごはんを食べないというときはご相談ください。