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ペットの防災対策はできていますか?
22年03月25日
日本は地震、台風などの自然災害の多い国のため、防災に対する意識が高い国民性といわれています。そのため多くの防災グッズが販売され、避難時でも快適に過ごせるグッズやアイテムが人気で、量販店では特設コーナーが置かれるほどです。人だけでなく一緒に避難するペットの対策は万全でしょうか?ペットの避難では食事や排泄だけでなく、周囲の人への気遣いも必要なため普段からしっかりと準備しておく必要があります。環境省が「人とペットの災害対策ガイドライン」「ペットも守ろう!防災対策」などの案内を出しています。以下に簡単にまとめますが、ガイドラインにすべて目を通して十分に理解しておくとよいと思います。
・ペットが安心できるキャリーケースを用意しましょう、避難先でも安心して過ごすことができます。また人に向かって吠えるなどしないようトレーニングも大事です。
・ワクチン接種や不妊手術も済ませておきましょう。
・マイクロチップの装着が義務化されましたが、やはり災害時こそ真の価値を発揮します。
・排泄グッズや食事を少なくとも5日分は用意してください。
・避難先がペットの受け入れが可能なのか事前に調べておく必要があります。
人の避難対策と同様ですが、やはり情報を集めて準備をしっかりすることが大切だと思います。ペットも大切な家族の一員、災害時にはペットも不安な気持ちになり大きなストレスを感じるはずです。そのストレスを少しでも軽くしてあげられるようにしてあげたいものです。いざという時が来てほしくはありませんが、万が一のときに慌てることにならないようになりたいですね。ぜひ環境省のガイドラインをご一読ください。
T.S.
犬の白血病
22年03月20日
白血病は骨髄中の造血系細胞の腫瘍化に伴い、様々な症状を引き起こすとされています。
由来する腫瘍細胞の違いにより骨髄系とリンパ系に分けられ、さらに症状の進行によって急性、慢性と判断されます。
どの白血病も完全な治癒は難しく、特に急性骨髄性白血病は抗癌剤への反応が悪く、短期間で命を落とす可能性があります。
白血病自体は根治が難しいですが、症状の改善や延命効果が得られる可能性もあります。
抗癌剤等の化学療法を考慮しても良いかと思います。
H.F
折れた歯は抜歯か歯内治療できるか
22年03月15日
歯が折れてしまった、割れてしまったという相談はよくあります。以前もコラムで書かせていただきましたが治療法はケースバイケースで必ずしも抜歯しか治療法がないわけではございません。
治療法としては抜歯、保存修復、歯髄を温存した形での歯内治療、抜髄にわかれます。
これらの判断する要素には
・破折の程度
・受傷からの時間
・年齢
・破折した原因とわんちゃんの性格
があります。
破折の程度は歯冠部のみか歯根も含むのか、露髄があるかを見ます。
受傷からの時間は早いほど歯髄の温存の成功率が上がり、また年齢が若いほど受傷からの時間の猶予が長くなります。
歯内治療をおこなった歯は補修の脱落などの可能性があります。したがって破折した原因を取り除くことができていなかったりわんちゃんが硬いものを噛むことが大好きだったりするとそのリスクも上がってしまいます。
以上のから判断して治療法を選択していきます。昨今は温存療法も盛んになってきておりますので、毎日の歯の確認と破折した場合には早期に受診をお願いいたします。
K.Y