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2020年・猫の甲状腺機能亢進症の手術

20年12月15日

2020年も1ヵ月に1頭以上のペースで手術がありました。年齢は、下は8歳、上は20歳の猫ちゃんです。全例において問題なく手術は終了しており経過良好です。上皮小体の付着部位は甲状腺の中央部に位置し強固に付着しているものが多くを占めており上皮小体への血管温存と温存した血管をつけたまま筋肉内への埋没手術で術後のカルシウム値も安定しております。やはり特殊なケースを除いては上皮小体を無作為にとりだし筋肉内に埋め込む手術はさけるべきであると考えます。導入期におけるチアマゾールの投薬での副作用としては血小板や白血球が極端に少なくなった例、肝炎を起こした例があり、やはり内服療法では定期的な血液検査の重要性をつよく感じます。もちろん無事手術にて対応しております。多くの甲状腺機能亢進症の猫ちゃん達が手術をうけて完治していただけることを希望いたします。S.S

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