南が丘動物通信

腹部超音波実習 20年02月17日

2月10日、17日と、日本小動物医療センター画像診断科 科長 戸島篤史先生の腹部超音波画像診断実習に参加させていただきました。

超音波検査は、臓器や組織の境界で反射する性質を利用しており、さまざまな臓器の異常を検知することができる重要な検査方法です。

基本的には無麻酔で行うことができ、痛みもないため、非侵襲的な検査方法として日常的に使いやすいという特徴があります。

腹部超音波検査では、胆嚢、肝臓、脾臓、腎臓、膀胱、胃、腸、各リンパ節といった非常に多くの臓器をスクリーニング的にみることができますが、それぞれの臓器を画像上に描出するには技術が必要です。

今回の実習ではそのコツを、実際に何匹かの犬に協力してもらい、ご教授いただきました。

少人数での実習でしたので、難しく感じたところやわからないところなどはその場で質問することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

まだまだ全臓器を素早くかつきれいに描出するには至りませんが、教えて頂いた技術を日常の診察に活かしていきたいと思います。S.K