南が丘動物通信

10月3,4日Improve International 小動物外科学GPCertプログラム 15年10月04日

上部気道、喉頭、気管の手術

口と咽頭の手術、外耳と中耳の手術

Dick White, BVetMed PhD DipACVS DVR DSAS FRCVS

Dick White先生はケンブジッリ大学で25年間勤務され、多くの専門医を取得し現在は200人以上のスタッフ(50人の獣医師のうち30人は専門医)を抱える病院をされており、ヨーロッパを代表する外科医です。慈善事業もされており、人間的にも素晴らしい方だと感じました。

今回のテーマで印象深かったのは喉頭麻痺と耳の手術です。

喉頭麻痺は大型犬のシニアで多く、激しい呼吸困難に陥るために患者もご家族も大変心苦しい病気です。Dick先生の作成したCG動画はとても分かりやすく、複雑な解剖と手術手技を理解しやすいものにしてくれました。耳の手術においても同様です。また犬においては鼓室胞切開をしないほうが合併症も少なく、また成績も良いというのも大変勉強になりました。

T.S.