南が丘動物通信

9月18日 志学会セミナー 14年09月19日

急性膵炎・慢性膵炎の病態と対応
東京農工大学獣医外科学研究室 准教授 福島隆司先生

日々の診療の中で急性膵炎に遭遇する機会はかなり多いです。様々な理由により膵臓自体の防御機構が破壊され自己の消化酵素により膵組織自体にダメージが引き起こされます。膵臓のみならず、周囲の消化管や肝臓などにも影響が波及し、急激な食欲不振および嘔吐などの急性症状を認めます。急性膵炎から慢性膵炎に移行する症例も少なくなく、早期診断とそれに続く適切な治療を必要とします。
今回福島先生には、実際の症例の写真も交えて、急性膵炎の診断時における超音波検査所見を中心に講義していただきました。
H.B.