南が丘動物通信

皮膚科研修 14年03月14日

葉月会 皮膚科診療 岩崎利郎先生

今回は、難治性の外耳炎であった犬の再診がありました。 病院に来院時は、両耳が肥厚して奥が見えない状態でしたが、かなり良くなっていました。 外耳炎は単純なものであれば比較的数回の診察で終了することができますが、難治性の場合コントロールが困難なことがあります。 最初から耳の洗浄をするのではなく、内服で腫れを引かしてから治療をすることで犬にも負担をかけず治療ができました。
あいている時間で勉強会をおこないました。 今回は犬の耳介におこる血管炎の最新の知見、また免疫疾患の病態、鑑別、治療を勉強しました。この研修は、少人数ですので気軽に皮膚科専門医に質問することが出来、また、皮膚に興味がある人達ばかりなので、少しマニアックな話も出てきて考えさせられ、ディスカッションが出来るのでとても勉強になります
                                            M.N