南が丘動物通信

8月7日 ノバルティス 腎臓病パスートセミナー 2011 11年08月07日

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対話形式で学ぶ IRISのステージ分類から実際の症例の診断管理
竹下 直行先生 (日本獣医生命科学大学 獣医高度医療学教室 教授)

今回は、パスートセミナーといって、講師から選択問題を提示され、受講者が、各自ボタンで答え、それを集計したものを使ってまた講師が解説していくといった、変わった形式の勉強会でした。受身だけではなく、自分も考え、また同じ場所にいる受講者の回答を見ることはとても勉強になりました。
今回は、腎臓病における、高血圧、尿タンパクのことを重点的に学びました。特に尿タンパクが検出される症例に対するアプローチ法は、勉強になりました。また血圧は、血液検査では分からず、ともすれば見逃してしまう問題でもありますので積極的に測定する必要性を感じました。
尿タンパクがでる病気は、診察でよく遭遇する疾患のひとつです。
症状がでないことが多いですが、重度だと、腹水がたまったり、血栓症を起こしたりする深刻な病気です。早期発見は、健康診断での尿検査だと感じました。