南が丘動物通信

7月24日 葉月会腫瘍学セミナー 10年07月25日

ポピュラーな腫瘍について
    ~肥満細胞腫~

酪農学園大学獣医学部獣医学科伴侶動物医療部門(腫瘍科)
廉澤 剛 教授

今回は犬の肥満細胞腫について、実際の症例の写真をまじえて臨床ステージの分類、診断の方法などを講義していただきました。肥満細胞腫は犬の皮膚に発生する全腫瘍の約20%を占める腫瘍で、口腔内・頭部・体表・四肢・臀部など様々な部位に発生します。針吸引生検による細胞診で診断が可能ですので、今回学んだことを活かして、日々の診療において腫瘍の早期診断につなげたいと思います。