南が丘動物通信

4月18日参加セミナー 08年04月18日

志学会セミナー

中津動物病院 中津 賞先生
野鳥の診療

これからの季節保護される野鳥が急増します。野鳥の診察は自然界で再び餌を獲得して、繁殖していけるようになるのが目標になるため、飼い主のいる飼鳥の診察とは大きく違います。実際に保護されて健康な状態まで治療しても、きびしい自然界で再び生活できるようになるのはごく一部です。保護される野鳥の多くは雛鳥ですが、一度保護されると自分で餌を獲得できるようになるのは非常に困難です。親鳥はかならず近くにいます。雛鳥は保護せずできる限り巣に戻すようにしましょう。