南が丘動物通信

10月30日兵庫県開業獣医師会WEBセミナー・WEB研究発表会 22年11月02日

開業獣医師会(ベッツ兵庫)第7回WEBセミナー・WEB研究発表会が行われました。セミナーは大阪公立大学獣医外科研究室神経・整形外科診療科西田英高先生「臨床現場で差がつく!神経学的検査~ハンズオン編~」でした。前回のハンズオフ編に続く講演で、画像も多くあり理解しやすいものでした。「跳びなおり反応は猫ではCPより正確である」「神経障害は小脳では同側に出る」「フローティングは前肢の歩幅がせまく高く上げて歩く」「猫の脊髄リンパ腫は脊髄障害のもっとも一般的な理由で腎臓、骨髄からの続発・併発が多い」「第Ⅲ‐Ⅶ神経は延髄が支配」「前庭系疾患はくらくなるとひどくなるため明るくしておくとよい」などあたりまえのこともありますが、いろいろと再確認したことも多くためになりました。研究会では当院から「術後低血糖と糖尿病の両方がみられたインスリノーマの1例」中嶋佑治、姫路の藤本泰史先生「扁桃及び内咽頭後リンパ節切除後に嚥下障害を発症した犬の1例」淡路の安藤武樹先生の「イヌとネコに発生した血栓栓塞症(心筋梗塞と脳梗塞例)」の3題でした。それぞれ大変興味深く拝聴いたしました。S.S