南が丘動物通信

第26回日本獣医がん学会 22年08月10日

 年に2回開催される日本獣医がん学会の第26回学会は、東京での会場開催とオンラインのハイブリッドによる開催でした。会場に赴くことはできませんでしたが、オンラインでじっくりと聴講することができました。メインテーマは腫瘍性疾患に対する緩和的手術ででした。腫瘍に対するの外科手術には、根治手術や緩和手術などがあります。根治手術とは治癒を目的とした腫瘍の広範囲切除ですが、緩和手術とは根本的な腫瘍に対する手術は行わず患者の生活の質を維持あるいは改善するために実施する手術です。周術期の管理では疼痛管理に加えてミダゾラムが有効なことを知りました。呼吸器腫瘍に対する緩和的手術では気管切開や永久気管開口術の方法について講義していただきましたが、いずれも緊急的な処置であり迅速に行うため、麻酔や手技について熟知しておく必要性を再確認いたしました。膀胱腫瘍における尿管ステント設置についてはガイドワイヤーやステント設置をとても丁寧に分かりやすく解説していただきとても勉強になりました。

T.S.