南が丘動物通信

6月9日 葉月会皮膚科セミナー 12年06月10日

皮膚糸状菌症およびマラセチア皮膚炎
東京農工大学 獣医内科学研究室
岩崎利郎先生

皮膚糸状菌症とは主にMicrosporum canisが被毛に感染して起こり、ヒトにも感染するので注意が必要な皮膚病です。他の皮膚病でも見られるような様々な症状を示すため、いくつかの検査を組み合わせて鑑別していく方法を学びました。
マラセチア皮膚炎は非常に多く見られる皮膚病で、その治療におけるシャンプーの重要性と併せて各種シャンプーの使い分けについても教えていただきました。
これからの暑く湿度が高い季節は皮膚病を起こしやすい時期でもあるので、今回学んだ知識を活かして診断・治療にあたりたいと思います。