南が丘動物通信

7月10日 葉月会Webセミナー 麻酔・疼痛管理シリーズ 2 20年07月10日

酪農学園大学麻酔・集中治療科の伊丹 貴晴先生のシリーズセミナー第2回の講演でした。

今回は「カプノメータ・体温計 異常と対応」という題目でした。カプノメータは動脈血の血液ガス分析を行わずに換気状況を患者の呼気から把握できる装置で、麻酔中のモニタリングに欠かせないものになっています。

カプノメーターの測定の原理、測定時の注意点、どのタイミングで低換気を把握できるのかなどとても分かりやすい講演でした。麻酔の管理時にどこに注意して管理すれば良いのかとてもためになりました。

手術をする際には麻酔が必要で、ベストな管理をするためには測定機器と測定しているものがどういう波形や値が正常で、異常な場合はどう対応すればよいか分かっていなければなりません。

今回のセミナーで麻酔管理の理解がさらに深まり、日々の麻酔管理に応用していこうと思います。

Y.N

7月7月 葉月会 WEBセミナー 「外科の基本手技」 20年07月08日

今回は小動物医療センター(センター長)/北摂ベッツセンター(アドバイザリードクター)など全国様々な病院において小動物腫瘍外科でご活躍されています、廉澤 剛先生の「外科の基本手技」を受講しました。

まずは外科の基礎の基礎である器具の話からです。組織の切開に必要不可欠なメス刃、メス柄の種類から持ち方まで、その用途によって様々な種類があります。

基本的にメスは皮膚を切開したり、膀胱など空洞のあるものに対して穿刺をするといったことができますが、皮下組織を剥ぐといった使い方も出来ます。

このように様々な外科手技の極意をご講演していただきました。特に止血法に関しては廉澤先生も大変慎重にされている点であり、その手技に関してもお教えくださいました。

今後の外科手技において応用させて頂こうと思います。

H.F