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第31回日本獣医がん学会

25年01月25日

 第31回日本獣医がん学会がホテルニューオータニ大阪で開催され、今回も参加してまいりました。メインテーマは猫の肥満細胞腫でした。犬に比べると良性腫瘍のイメージがある猫の皮膚肥満細胞腫ですが、3つの組織型、最近報告されたグレード分類、注意すべきものについての講義を拝聴すると、やはり悪性の挙動をとるものもあるため一症例ずつ丁寧に予後予測をつけることが重要だと認識いたしました。脾臓の肥満細胞腫についても診断をつけて積極的に脾臓摘出をすべきと再確認できました。

 また病理シンポジウムでは、犬の皮下肥満細胞腫について解説がありました。皮下のものはグレード分類がないため臨床医としては解釈が難しかったのですが、核分裂や浸潤性増殖、リンパ節転移が予後不良因子であり、これはつまり皮膚肥満細胞腫と同様の考え方ということで解釈がスッキリいたしました。

 今回も現地開催とオンライン録画配信のハイブリッド開催でしたが、やはり実際に会場参加すると良い刺激をもらうことができました。今後の診察に活かしていけるよう精進してまいります。

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T.S.