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第44回 動物臨床医学会年次大会

23年11月19日

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11月18日-19日、第44回動物臨床医学会年次大会が大阪国際会議場で開催されました。
当院からも獣医師、動物看護師が多数参加させていただいたため、当日は完全予約制とさせていただき患者様にはご不便をおかけ致しました。
期間中は数多くのセミナーや症例発表が行われました。
各々興味深い分野を聴講し、最新の獣医療における知識を得ることができ、たいへん充実した2日間となりました。
ここで得たものを院内でも共有し、日々の診療において皆さまに還元できれば幸いです。
今回、 雄犬の生殖器疾患を見直してみよう 〜前立腺疾患、精巣腫瘍 というステップアップセミナーを拝聴しました。
雄の生殖器疾患には、先天性のもの、後天性のものがあります。
後天性の疾患の多くは、若年齢での去勢手術である程度の予防が可能であることが知られており、雌の避妊手術とともにおすすめさせていただいております。
去勢手術は、特殊な症例を除けば比較的短時間で済む手術です。
雄性行動の抑制や腫瘍の発生頻度を下げることに貢献し、最終的には寿命の延長に繋がります。
しかしながら、健康な身体にメスを入れるという点で不安に思われる方もいらっしゃると思います。
メリット/デメリットを含めてわかりやすくインフォームさせていただき、少しでもご心配を減らした上で、大事なご家族のために最適な選択をしていただけるよう努めていきます。
S.K