南が丘動物通信トップ
最近のエントリー
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年
- 2019年
- 2018年
- 2017年
- 2016年
- 2015年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
- 2009年
- 2008年
12月17日・摂丹獣医師会 日本大学外科学教室、浅野和之教授講習会
23年12月18日
12月17日、日本大学浅野和之教授の講習会がありました。日本を代表する外科医の講習会ですので毎年楽しみにしております。午前中は胸水貯留液疾患の最新情報「膿胸と乳び胸というタイトルでした。猫の乳び胸に関しては従来からいわれていた外科治療法に関してずいぶん考え方が変わりました。午後からはいろいろな疾患のビデオをつかった講習でした。手術の電気メスやバイポーラなどの使い方には術者それぞれ個性があります。電気メスの使い方がとても勉強になりました。
S.S
第107回日本獣医麻酔外科学会学術集会
23年12月10日
第107回日本獣医麻酔外科学会学術集会が愛知県名古屋市にて開催され、参加してまいりました。前回の大宮大会もそうでしたが参加者がとても多く活気に満ちた学会でした。
整形外科シンポジウムでは猫の脊椎・脊髄疾患についてのシンポジウムでした。猫はあまり脊椎・脊髄疾患に遭遇する機会が多くないため興味がありました。脊髄硬膜外動静脈瘻は血管奇形のために生じる若齢猫で疼痛を呈する疾患で、MRIだけでなくCT検査にて異常血管を見つけることが重要ということがとても印象的でした。
軟部組織外科部門では下部尿路の腫瘍についての講義がありました。膀胱腫瘍の外科は侵襲の大きさと術後管理の大変さからなかなかハードルが高いものです。いま話題の分子標的薬についてのトピックもあったため、情報を整理することができました。
対面方式での学会開催はやはり多くの刺激を受けることができます。学会開催後もオンラインにて各プログラムを視聴することができるため聴講できなかった講義を視聴することが可能です。また学会後は交流会にて多くの先生方とお話することができました。それもまた良い刺激になりました。これからの診療に活かせる学会になりました。
T.S.