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最近のエントリー

9月1日摂丹開業獣医師会・岩井聡美先生腎後性腎障害の病態生理と治療法

19年09月02日

北里大学外科准教授岩井聡美先生のセミナーでした。腎臓の病態生理から手術まで詳しく教えていただきました。猫の腎不全の特徴も改めて再確認することができ興味深く聞きました。とくに猫の腎臓病の腎臓の尿管閉塞は近年多くなっている病気の一つです。特に猫で症状がひどくなることが多く緊急性があり至急対処が必要です。尿管の手術は、術後狭窄が起こったり吻合部からの漏れもおおくあるといわれています。腎瘻チューブの方法、腹膜透析、尿管膀胱吻合術、食事管理まで多岐にわたっての講演でした。血液透析、SUBも併用しながらさらに良い治療に繫げていきたいと思いました。

S.S

8月30日葉月会 循環器学シリーズセミナー

カテゴリー:セミナー

19年09月02日

菅野 信之先生 

動物循環器病センター センター長

 僧帽弁閉鎖不全症の治療について、内科治療と外科治療それぞれについてご講義していただきました。内科治療について、実際の症例で使用した薬について細かく教えていただきました。現在、アメリカ獣医内科学学会(ACVIM)の分類に基づいて治療を行っていきますが、その分類でも、たとえばステージCになりかけているステージBの症例についてはどうするのか、右心負荷が強いが、1回も肺水腫になったことになったことがない症例で利尿薬を開始するかどうか......、不整脈を伴う症例ではどうするのかなど、分類だけでは分けきれない症例について、実際に専門医の行った治療を考えることができるいい機会でした。

 また、当院で、菅野先生を中心とした心臓チームの対外循環下での僧帽弁形成術を行っておりますが、その手術の内容についても菅野先生から直接知ることができて良かったです。

M.K