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皮膚科研修

カテゴリー:セミナー

14年02月07日


葉月会 皮膚科診療 岩崎利郎先生

今回は、1症例の診察が有りました。皮膚の脱毛と、その部位の皮膚の薄薄化が顕著な犬で、掻痒も無く、発赤や、丘疹も認められませんでした。毛の検査で毛根をみると、毛根が休んでいる時期の割合が明らかに高くなっていました。
その部位の皮膚をバイオプシーして、病理検査を依頼しました。 研修での症例は、専門家に依頼する治療困難な症例が多く、また珍しい症例も多い為とても勉強になります。 またそれ以外に、犬のアトピー性皮膚炎国際調査委員会による標準的治療ガイドラインを勉強しました。 ガイドラインがあることは、獣医師として、自分の経験以外での治療方針を示してくれることであり、飼い主様に、偏らない、今の最新の知見下での治療をご提示できることの繋がると思っています。 ガイドラインは定期的に改正させていくので取り残されないように、勉強していきたいと思います。