南が丘動物通信

膵炎に間葉系幹細胞療法は効果がある? 14年07月03日

ヒトの医療において標準療法が奏功しないさまざまな難病に対し体外培養した間葉系幹細胞療法が非常に注目を浴びています。
脊髄損傷、脳梗塞、心筋、血管の再生、自己免疫疾患、腎臓病、糖尿病、歯周病、肝臓病、癌などに使用されて治療効果が確認されています。
現在当院では脂肪から幹細胞を取り出し培養したものを主に使用しております。
本人から取り出して使用する自家の幹細胞と他の動物から培養して保存しておいた他家の幹細胞があります。
動物でも、脊髄損傷、ドライアイ、角膜潰瘍などの眼疾患、皮膚疾患、免疫疾患、肝疾患、腎疾患、などに用いられており、膵炎に対しての効果の高さも確認されています。
まだまだ新しい治療法であり実績も多くなく、安価ではないのでご心配される方も多いかと存じます。
診療の際お問い合わせいただければお話しさせていただきます。

S.S