南が丘動物通信

猫ちゃんの健康診断に心臓のエコーはいかがですか? 21年05月10日

猫の心筋症、特に肥大型心筋症は14%、若齢から恒例まで実に7匹に1匹と多くの猫が罹患していることが報告されています。

メインクーンとラグドールには遺伝子変異も発見されています。

しかしながら検出率としては12%以下とすごく低いことが知られています。

というのも、重度の心筋症でも心雑音が聞こえる確率は50%ほどで、症状が出てから発見する場合も少なくありません。

重篤な症状としてはうっ血性心不全、つまり肺水腫・胸水・腹水がたまってしまった状態や、血栓塞栓症があげられます。

このうち血栓症は心筋症の猫の10%で引き起こされる症状で、激痛を伴う後肢の麻痺が多く認められます。

さらに一度起きてしまった猫での再発のリスクは血栓症を発症していない猫の30~80倍にもなると報告されているため、予防が重要な病気であることが

もし未然に発見し、薬でのコントロールができれば寿命はぐんと長くなることが期待できます。

検査としてはタイトルの通り心臓エコー検査になりますので、麻酔などのリスクもなく行えることがメリットです。

年に1回のワクチンの際にでもぜひ検討していただければと思います。

S.A