南が丘動物通信

PRP注入療法や幹細胞療法 19年07月25日

PRP注入療法(濃縮自己血小板)は、スポーツ界でも着目されており、「著名な野球選手がPRPでひじの治療を受けられた。」という話を聞いたことがある方もいると思います。PRPの治療は、「血小板」という損傷組織を修復する血液内の成分を濃縮した「血漿」を、患部に注射して「自己治癒」を促進するというものです。

私たちの血液に流れている血小板は、様々な能力を秘めた成分であり、自己治癒力も血小板の持つ能力のひとつですが、最新の研究により、お肌を若返らせる成分も数多く含まれていることが分かってきました。その成分を活かした治療法が「PRP注入療法(濃縮自己血小板)」です。自分の血液を採血し、そこから特殊な装置で血小板のみ採取、濃縮してから皮膚に戻すことで、お肌全体を若返らせます。

また、同様に損傷した脊髄が再生されるといった幹細胞療法も当院では行っており、椎間板ヘルニアの症例における補助的治療法の1つとなっております。

令和となり、より一層医療現場は発展を遂げると思われ、これらの皮膚再建やアンチエイジングを目的としたPRP注入療法や幹細胞療法がより簡便に、より盛んになってくると思われます。

H.F

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