南が丘動物通信

歯が割れたら その2 19年07月15日

以前歯が割れたらというコラムを書かせていただきました。歯髄が露出するような歯の割れ方をした場合、歯は自然に治ることはなく、歯は重填するか抜歯してあげないと顎骨・頭蓋骨にダメージを負うまで悪化し続けます

重鎮も抜歯もできる症例と抜歯しかできない症例には違いがあります。まず受傷からどれほど時間がたっているかが重要です。受傷から48時間以内での処置とそれ以降では歯髄保存の成功率に大きな差があります。また成熟した歯か未熟な歯かでも温存の仕方が変わり、割れてしまった部位では抜歯しか選択できない場合があります。

したがって、歯を残してあげることができるか否かはいかに早く連れてきていただくかによります。今度なにかのついでに見てもらおうではなく、なるべく早くお連れください。 K.Y