南が丘動物通信

ウサギの食欲不振 15年04月12日

ウサギの食欲不振は、様々な原因で起こりえます。まず、一番最初に注意しなければならない病気は、歯の臼歯過長症です。普段症状が出なくても、ちょっとした理由で咀嚼頻度が下がったりすると、臼歯が尖って舌を傷つけ、食欲不振になります。また他に消化器疾患があり、ウサギ消化器症候群と言われています。これらは原発でも、二次的にでも起こり、盲腸便秘や、鼓張、胃腸閉塞などが症状として現れます。もちろん、他にも腫瘍や、腎疾患、肝疾患、重度の感染症、心臓病、子宮疾患など様々な鑑別すべき病気はあります。
ウサギは、見た目に元気がない場合は、かなり深刻な症状であります。
野菜など好きなだけは食べるのも、食欲低下と考えられます。
糞の大きさが変わったり、軟便になったりすることがあります。
普段の便量からみて、明らかに少ない、食べないといった症状が出れば、早めに受診してください。
                                     M.N