南が丘動物通信

肺葉切除 22年11月24日

肺に腫瘍が見つかった時、肺膿瘍、外傷、気胸等で行われます。肺腫瘍がおおく肺葉切除を行っています。以前は肺葉切除は血管の分離、気管の縫合など大変でした。近年になり血管シーリングシステムやステープラーを使用することができるため非常に手術が容易になりました。とくにTAステープラーは、とても便利です。重厚な器具にカートリッジを挿入するタイプは製造中止になり、ディスポタイプになったのは高額な器械を持っていた私としては残念ですが、手術が早く終わり動物に対する負担はかなり軽減されます。危険な肺膿瘍手術のリスクも下げてくれる逸品です。器具の進歩に感謝します。

S.S

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