南が丘動物通信

マイクロチップについてご存じですか? 22年10月28日

みなさま、ワンちゃん・ネコちゃんのマイクロチップについてご存じですか?

今日は、マイクロチップ制度の概要とその有用性についてお話ししたいと思います。

イクロチップとは、直径1.4mm、長8.2mm 程度の小さな電子標識器具です。マイクロチッにはそれぞれに15桁の数字記録されており、皮下に装着されたマイクロチッ番号は、専用のリー読み取ることができます。2019年に動物愛護管理法が改正され、2022年6月1日より犬猫を販売するペットショップやブリーダーなどの繁殖販売業者に、マイクロチップの装着・登録が義務付けられました。また、登録を受けた犬猫を所得する飼い主は、登録変更を届け出ることが義務付けられています。つまり、これから新しいワンちゃんやネコちゃんをお迎えしようと考えられている方は、お迎え後30日以内に届出が必要となります。また、すでに飼われているワンちゃん・ネコちゃんに対しては、飼い主に「努力義務」が課せられ、罰則などはないもののできるだけ装着するように努めなければならない、とされています。2022年2月に保険会社が行った調査によると、マイクロチップの装着率は30.6%(犬 38 %、猫 23 %)であったと報告されています。

では、マイクロチップを装着することにどんなメリットがあるのでしょうか?

もし、大切なワンちゃん・ネコちゃんが迷子になってしまった場合、動物愛護センターや警察で保護された際に、マイクロチップから身元の確認が可能になり、スムーズな返還が可能になります。また、地震などの災害時にはぐれてしまった場合においても、飼い主の元へ帰る確率が高くなることが期待されます。実際に、東日本大震災では1700頭以上のワンちゃんが保護されましたが、飼い主に返還できたのは約半数のみ、ネコちゃんではわずか3%であったと報告されています。また、マイクロチップを装着していたものの指定登録機関への登録がされていなかったため、飼い主を見つけ出すことができなかった事例もあったそうです。

災害や予期できない有事の際に、愛するペットと逸れてしまう可能性はゼロではありません。当院でもマイクロチップ装着を行なっておりますので、災害対策のひとつとしてご検討されてはいかがでしょうか?

D.N