南が丘動物通信

夏のアウトドアにご注意 20年06月05日

普段からお水をたくさん飲むように心がけている方はたくさんいらっしゃいます。

水分不足は美容・健康にとっては大敵ですので、とても良い心がけと言えるでしょう。

しかし、水分の過剰摂取によって亡くなる方がいらっしゃるのはご存知でしょうか?

死因は水中毒、正しくは低ナトリウム血症です。

同じことが、夏場のわんちゃんに起こりうるので、ご紹介させていただきます。

犬の水の摂取量は、体重1kgあたり50-60mLが正常であると言われています。

腎臓の病気やホルモン異常、体内における激しい炎症によって飲水量が増加することがありますが、そのような疾患を抱えていなくても、お水を過剰に摂取してしまう場面が存在します。

それは、夏場の水遊びです。

海水浴や川遊びは、意図せずわんちゃんに水を大量摂取させてしまいます。

特に、水面に放ったボールを咥えて戻ってくるといった遊びの際には、口を開いたまま泳ぐことになるため過剰な水の摂取に繋がりやすいです。

万が一、遊泳中に症状が出た場合には溺れてしまうリスクもあります。

水遊び後に嘔吐や食欲不振、歩行困難、流涎、痙攣などの症状があらわれた場合にはすぐに受診してください。

また、そのような事態に陥らないためにも、長時間の水遊びは控えましょう。S.K