南が丘動物通信

猫との新しい生活様式 20年04月05日

新型コロナウイルスによる自粛期間がはじまりました。

お仕事がお休みになったり、リモートワークに切り替わった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

(当院は感染対策を行いながら、通常通りに診察を行っています)

生活ががらりと変わった今、ペットたちとの時間が増えていることでしょう。

それは喜ばしいことである一方で、弊害もあるようです。

例えば、普段おうちを留守にしがちなご家族が長時間家にいることで、生活リズムが乱れ、ペットたちのストレスになっている可能性があります。

特に猫は、犬と比較してストレスによる影響を受けやすいと言われています。

ストレスが原因と考えられている代表的な疾患には特発性膀胱炎・心因性脱毛などがあります。

ストレスの感じ方は猫によって違うため一概には言えませんが、猫は本来単独で行動し群れを作らない動物であるため、一人でいる時間が長かった猫にとってはたとえご家族であったとしてもその存在がストレスになってしまう可能性があります。

いっしょに過ごす時間はついつい撫でたり抱いたりしてしまいがちですが、自ら甘えにきてくれたとき以外は別々の時間を過ごすのもいいかもしれませんね。

ただ、忘れてはいけないのが、猫の体調不良の原因がストレスであることは必ずしも多くはありません。

ストレスかも?と様子を見ているうちに手遅れになってしまうこともあります。

いつもと違う様子が見られた場合には、はやめの来院をおすすめします。S.K