南が丘動物通信

学会ブログ

各種シンポジウム、セミナー、学会参加情報、最新の獣医療などを掲載。

南が丘動物通信トップ

11月11日 葉月会セミナー 17年11月11日

口唇、鼻鏡の外科

酪農学園大学 獣医臨床腫瘍学研究室 廉澤剛先生

 今回はいつもよりマニアックなテーマではありますが、手術しにくい部位、という意味ではとても意義がある講義でした。そもそもこれらの部位の腫瘍というのは命の危険が差し迫っていることは多くないですが、手術することで美観が大きく損なわれてしまいます。しかしなにも治療しないとどんどん腫瘍は大きくなり、機能的な問題を抱えることになります。そのため十分な説明をしたうえで、どのような治療を行っていくか話し合っていく必要があります。

 上唇は皮膚と粘膜に余裕があるために多少広範囲に切除しても再建はできます。それでも難しい場合は前進皮弁や有軸皮弁を用いて再建していきます。鼻鏡に発生する扁平上皮癌に関しては、放射線治療を行っても良い結果が得られず、基本的には外科切除が第一選択になります。しかし切除できても再建はとても複雑で、まず口唇付近の残せる皮膚はなるべく残し、鼻腔の入り口を作っていきながらそれらを合わせていき再建していきます。ただ単純に再建するだけでは時間経過とともに開口部が閉鎖していってしまうので、内腔を粘膜で覆うことを行わなければならず、その方法のイメージをつかむのがなかなか難しかったです。

T.S.

10月11日葉月会セミナー骨髄検査 17年10月19日

骨髄検査基本的手技の確認という題名で小笠原誓悟先生(IDEXX Lab.)による講演が行われました。採取方法にEDTA加の食塩水を使った方法が紹介され、採取後の扱い方、塗抹に最も適している部分など勉強になりました。またコアバイオプシーの価値、必要性など学びました。今まで直接採取塗抹しておりましたが、より評価のしやすい骨髄標本がつくれるように努力していきたいと感じました。   S.S

10月10日摂丹獣医師会セミナー SFTS 放射腺療法 17年10月16日

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)をメリアルの方よりネクスガードスペクトラとブロードラインの説明を加えながら講演していただきました。また、元舞鶴動物医療センターの三谷浩気獣医師より放射線療法の講演をしていただきました。メガボルテージの放射線とオルソボルテージの放射線治療についての差や対象疾患について勉強いたしました。当院出身の野口俊介准教授にお願いして大阪府立大学で放射線療法を実施しておりますが、基礎的な部分を学ぶことができて勉強になりました。  S.S