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最近のエントリー

7月2日 廉澤先生 手術ビデオを用いた外科セミナー

カテゴリー:セミナー

16年07月02日

膀胱全摘術

酪農学園大学獣医学部伴侶動物医療部門 廉澤剛先生


 今回は遭遇することの多い膀胱癌の手術についてのセミナーでした。犬の膀胱癌はなかなか根治を達成することが難しく、それは発生する部位(三角部)、再発しやすい、医原性の播種を起こしやすい、転移しやすいことなどが理由となります。三角部に発生が多い事から、膀胱の部分摘出が適用となる症例はそれほど多くなく、膀胱の全摘出も治療法のひとつになります。膀胱はなくなるものの、根治させられる可能性は向上します。膀胱全摘出を行う際には尿管をどこにつなぐかが問題となりますが、先生は尿管と尿道を吻合する方法を行っているそうで、さらに必要に応じて全尿道摘出も行っています。これは特に雄犬では前立腺尿道まで腫瘍が浸潤していることが多いからだそうです。

 膀胱癌は手術だけでなく内科療法も適用となる腫瘍です。患者の状態に合わせたより良い治療法のご提案ができたらと思いました。

T.S.

7月1日 葉月会循環器科セミナー

カテゴリー:セミナー

16年07月02日

僧帽弁閉鎖不全症の診断・治療(中編)

日本獣医生命科学大学 竹村直行先生

僧帽弁閉鎖不全症のある程度進行した症例では、安静時に咳が見られたり、肺水腫のような重篤な状態に陥る恐れがあります。そういった症例では、直接作用型動脈拡張剤やピモベンダン、利尿薬を使用するのですが、今回の症例では、それらの薬剤の作用機序や特徴、実際の使用例などを過去の様々な文献も交えて詳細に学ぶことができました。

また、犬の安静時呼吸数が40/分以上であることは、犬の肺水腫の診断において感度・特異度ともに100%であるという報告を紹介頂きました。肺水腫の早期発見、早期治療は救命の点において非常に重要であり、僧帽弁閉鎖不全症を治療中のワンちゃんの飼い主様には、咳の様子や食欲などの一般状態のほかに、自宅での安静時呼吸数に注意していただきたいと伝えていくことが大切だと感じました。

H.B.

6月17日 志学会セミナー 獣医医療面接

カテゴリー:セミナー

16年07月02日

今回は獣医大学でも実施されている獣医医療面接を臨床獣医師のために実際の症例を用いた討論形式のセミナーでした。どのように緊急性をオーナー様に説明するかや緊急時に代理の方が来られた時、どのように対応するかなどありそうな場面を想定して討論し、多くの獣医師の先生方の意見が拝聴でき、どの対応が一番かを臨機応変に対応できるように日々考えていきたいと思いました。

S.K.