南が丘動物通信

クレデリオプラス錠 21年02月20日

今年度より当院ではいままでのフィラリアの薬に加えてクレデリオプラス錠を扱うようになります。

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いままではクレデリオとしてノミ、マダニのお薬でお出ししていましたが、クレデリオプラスではノミ・マダニ駆除に加えフィラリア(犬糸状虫症)の予防、犬回虫・犬鉤虫(成虫・幼虫)・犬鞭虫の駆除が可能になりました。同じようにノミ・マダニ、フィラリア(犬糸状虫)のすべてを1つのお薬で予防できるものはネクスガードスペクトラの1種類のみだったため新たな選択肢のお薬として期待されます。ネクスガードスペクトラとの大きな違いは薬の形状にあります。ネクスガードスぺクトラはソフトチュアブルでおやつ感覚でお薬をあげることができます。クレデリオプラスは錠剤でビーフフレーバーがついており、食事と一緒にあたえることができます。ソフトチュアブルタイプが苦手な子や以前クレデリオを飲んでいただいていて、ノミ・マダニの薬とフィラリアの薬とまとめたものに変更したい方、ノミ・マダニの薬は食べられるけどフィラリアの錠剤は食べられない方におすすめできるかと思います。6月から本格的なフィラリアのシーズンに入ります。予防が何より大切な病気になりますので少しでもワンちゃん、そしてご家がストレスなく毎月の予防ができたらと願っておりますので一度ご相談いただけたらと思います。


K.G

唾液の量が多くありませんか? 21年02月20日

愛犬の「よだれ」が多いと感じたことはありませんか?

流涎過多は、唾液の過剰な分泌により生じますが、中には正常な生産量の唾液を嚥下できない偽性流涎過多の場合もあります。

犬の唾液は、耳下腺、下顎腺、舌下腺、頬骨腺の4つの唾液腺より産生されます。

その役割は、食べ物をやわらかくして飲み込みやすくし、咽頭や食道を保護する他、蒸発させ体温を下げることです。

狂犬病が否定できる場合においては、偽性流涎過多の多くは口腔内異物によって起こります。

唾液過多は、歯周疾患、口内炎、舌炎、食道炎などの炎症性疾患などによって起こります。

家庭用の洗剤や、カエルやイモリの分泌液、ベニテングダケなど植物もまた、口腔内の粘膜を刺激することによって唾液過多を引き起こします。

他にも、顔面神経麻痺といった神経障害によるものや、尿毒症や肝性脳症などの全身疾患では、吐き気を催すことにより流涎を起こします。

このように、流涎過多には多くの原因が考えられます。

口腔内の異常に関しては、ご自宅では嫌がって見せてもらえないことも多いでしょう。

愛犬がだらだらよだれを流していたら、ぜひ病院に連れてきてあげてください。S.K

楽しい歯みがき習慣を作りましょう 21年02月10日

外出自粛でお家で過ごす時間が長くなり、愛犬や愛猫の口臭が気になったという方や、時間ができたので歯みがきしてみようという方も多いのではないでしょうか?

ただ、ペットの歯みがきはなかなか難しいですよね

でも、歯みがきをしないと口臭の原因となったり、歯石がついてしまって歯周病が進行してしまいます。毎日の習慣に歯みがきを取り入れて歯の健康を守りましょう!

さぁ、今日から歯みがきを始めてみよう!と意気込んでもいきなり歯ブラシを口に入れるのはやめましょう。歯ブラシに慣れていない動物にとってはただの異物でしかないですし、歯ブラシに恐怖や嫌悪感を抱いてしまっては歯みがきがより難しくなってしまいます。まずは口に触る習慣からスタートして、ステップアップしていくことが大切です。

*口に触るのを極端に嫌がる場合には既に歯周病などで口が痛いのかもしれません。まずは動物病院で治療を行いましょう。

歯ブラシを使った歯みがきができるようになるまで、練習期間は3カ月ほど必要だと言われています。毎日続けて欲しいケアですが、実際はとっても難易度が高いケアです。継続的なケアが必要ですので、うまくいかなくてもイライラせずに気長に、飼い主さんもワンちゃん・猫ちゃんもリラックスした状態で出来るのがベストです。

ステップ① 口に触ることに慣れさせる

このステップが一番重要で、難しいかもしれません。

用意するものはおやつなどご褒美になるもの(いつも食べているフードでかまいません)

まずはおやつを見せ、待ての状態でおやつを片手に持ち、筒状にします。そこに鼻を入れてもらい、おやつを与えます。まずこれでマズルに触ることに慣れさせましょう。

慣れてきたら同じようにしながら、反対の手で軽くマズルをつかんだり、唇をめくります。口の先の方から奥の方まで、すべての歯が見れるようになるといいでしょう。

慣れてきたら、おやつを片手に持った状態で待てをします。もう片方の手で口を触ります。口を触らせてくれたらすぐにほめて、おやつをあげて下さい。これによって口周りを触られること=うれしいこと・うれしいことと印象づけます

この練習を繰り返し、口に触る時間を徐々に延ばしていきます。口に触れるようになったら、次は唇をめくる練習をします。先ほどと同じで唇をめくらせてくれたらすぐにおやつをあげましょう。

ここまでできると次は口の中を触るステップに行きます。

ステップ② 指やガーゼで歯や歯茎に触ることに慣れさせる

いきなり歯ブラシを使う前に、指で歯や歯茎に触られることに慣れさせることが大切です。指で歯茎をマッサージしたり、指に歯みがきシートを巻き、歯や歯茎に触れます。

最初は1~2秒触れたらすぐにほめて、おやつをあげましょう。

徐々に時間を延ばしていってください。最初は前歯から始め、少しづつ犬歯、臼歯と奥の方へ移動していきます。この段階では歯を磨くというよりは、優しく歯肉や歯の表面をマッサージするイメージです。

*乾いたガーゼで歯肉をこすることで傷をつけてしまう可能性があります。必ずぬるま湯や水でガーゼを湿らせましょう!

歯みがきシートに歯みがきペーストをつけることで効果がアップしますし、美味しい味がついているのでよろこんで受けいれてくれるかもしれません。

ステップ③ 歯ブラシでタッチ

水でぬらした歯ブラシに好きなものをつけて舐めさせてみます。これにより歯ブラシ=いいものと印象づけます。

おやつを使ってほめながら、最初はそっと歯に触れてみて、少しづつ触る時間を増やしていきます。

最初から全部磨こうとはせずに、ガーゼの時と同様、前歯、犬歯、奥歯と順に磨いていきましょう

慣れてくれば少しずつ口を開ける時間を長くして、歯の裏側も磨けるようになるとベストです。

歯みがきペーストを使うとぺろぺろしてしまい磨きにくい場合は水だけをつけて磨いてもOKです。

歯垢は3日間で歯石に変わってしまうので、3日間かけて全部の歯を磨きましょう。毎日続けるのがベストです。

また、当院でも歯ブラシや歯みがきペースト、デンタルジェル、歯みがきガムといった多くの口腔内ケア用品をそろえています。何か気になることがあればスタッフにお声がけください。

これから何年と付き合っていく歯のため、口・体の健康のため、日ごろから飼い主さんも楽しみながら練習してみて下さいね

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Y.N.