南が丘動物通信

猫の甲状腺機能亢進症の治療で内科療法の副作用でお困りの方へ。 19年07月07日

6月も甲状腺機能亢進症の手術が続いています。幸いにいままで手術をおこなって異常をきたした猫ちゃんはおりません。最近甲状腺機能亢進症と診断され抗甲状腺薬を処方してもらったのだけど副作用がひどくて投薬を断念しているというご相談が多くあります。副作用としては嘔吐、食欲不振、顔面、頸部自傷性剥離が代表的なものです。今月も副作用で大変になった猫ちゃんたちが、y/dへの食事変更、少量投薬、回数変更等によるコントロールから甲状腺値をできるだけさげたあと手術行い内服薬を飲まない生活を送れるようになっています。いやがる猫を捕まえて毎日薬を与え続けペットとの信頼関係をなくすくらいならなにも治療をしないという飼い主さんもご相談ください。いやがるうちの猫をつかまえて内服させることがありますが、やっぱりいやですよね。

写真は先日行った18歳の猫の甲状腺と上皮正体です。手術は高齢の猫が多く症例の平均年齢は16歳くらいです。20歳をこえて手術する猫ちゃんも多くいますよ。

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