南が丘動物通信

PDA(動脈管開存症)の手術 18年11月23日

胎生期には、酸素や栄養豊富な血液を胎盤から全身に供給するため、肺動脈及び大動脈は動脈管でつながっています。動脈管は生後数時間以内に閉鎖するのが本来ですが、この血管が閉鎖せずに残ったものをPDAと言います。すごく独特な連続性雑音のため聴診でも発見されることが多い特徴です。今回の症例の子は雑種6ヶ月齢でした。先日から飼い始めたとのこと。マルチーズ、プードルに多いと言われていますが、見た目はそんな感じかな。手術しないとほとんどの子が1年以内になくなってしまいます。手術に頑張って耐えてくれました。今日は抜糸です。とっても元気で順調な経過です。よいお家に飼ってもらってよかったね。元気で長生きしてね。S.S

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