南が丘動物通信

虫刺され 18年07月29日

季節は夏真っ盛りです。レジャー等で外に出かけられる方は多いでしょう。

外にいる際、嫌でも遭遇してしまう生き物の代表として「蚊」や「蜂」が挙げられると思います。

蚊に刺されるとご存知の通りフィラリア症が有名です。なので今回はその他の生き物による虫刺されについて説明します。

小動物で反応を起こす虫刺されは膜翅目(蜂や蟻)によって起こります。これらの昆虫毒はヒスタミンやボリアミンといったアレルギー性または中毒性反応を引き起こします。アレルギー性反応にもいろんなタイプがありますが、虫刺されによるものはⅠ型(即時型)アレルギーと言われています。また、中毒性反応とは毒中の酵素(ヒアルロニダーゼetc.)や血管作用物質による直性細胞毒性作用がメインとなってきます。

虫刺されの場面に遭遇された場合は、まず針が刺さったまま残っていれば除去しイソジンで患部を消毒、もし腫れが重度であればステロイドを投与しする等の処置が必要となってきますので、すぐに近くの動物病院まで駆けましょう。

H.F