南が丘動物通信

尿道粘膜の脱出 18年03月04日

若齢の短頭種犬特にブルドッグに多いといわれ、性的に興奮した時や過剰な性行動がみられたあとに認められるといわれています。先日の症例はめずらしくバーニーズマウンテンドッグの1歳の男の子でした。脱出した後、すこし時間がたっており粘膜切除術を行いました。脱出した粘膜は陰茎の先端に小さなえんどう豆のように見え、とても気にしてなめ続けることが起きます。写真は手術の時のものですが粘膜が切除中に中に入り込まないように陰茎に直針をさしたあと、(ちょっといたそうですが)脱出した粘膜を切除しながらものすごく細い糸で縫っていきます。術後出血がしばらく続きますがエリザベスカラーなどをつけて舐めない管理が必要です。

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