南が丘動物通信

11月15日・16日第35回動物臨床医学年次大会 14年11月16日

第35回動物臨床医学年次大会

 今年も11月14日の夕方から16日まで、大阪で動物臨床医学年次大会が行われました。私達も15日の昼から参加しました。 この年次大会は、年に1回行われ、各地の大勢の獣医師が集まり参加する学会です。会場も約20会場に分かれ自分が興味のある講義内容を受講するというスタイルで、席に着席できないほど人気のある講義は、立ち見をするといった場面もありました。本当にたくさんの獣医師と会いますので、後輩、同期、先輩、恩師の先生とお会いしてとても刺激になりました。また企業ブースにはたくさんの企業が商品を陳列していて、新しい商品や書籍などを一度に見ることが出来ました。とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 私が受講した項目の一つは高カルシウム、低カルシウム血症の基礎という東京大学の松木直章先生の講義でした。休憩を挟んでの3時間の講義でした。カルシウムの値は、その解釈が時に難しいことが多々あります。 今回はカルシウムが体内でどのように調整されるのか、検査の意義といった基礎的なものから、松木先生が実際遭遇された症例まで幅広く学ぶことが出来ました。
 今回講義の種類が多くて、講義を受けたくても選択しないといけないことが多々ありました。
私たち獣医師は現在院長を含め9名いるので、それぞれで得た知識を共有して患者様に還元できたらと思います。   M.N