南が丘動物通信

体外循環を行う心臓外科手術 14年08月26日

狭山動物心臓病研究会/白石動物病院の菅野信之先生の心臓外科チームの手術を見学してきました。今後当院が参加している会でタイアップして手術を行っていく予定です。体外循環もおこない先天性心疾患、ペースメーカーの埋め込み、重度の僧房弁閉鎖不全症の犬に対する僧房弁形成術などを行います。難易度はそれぞれ異なりますが、とくに今後弁膜症の手術は需要が増えてくるものと思われます。世界に先駆けて金本先生、上地先生が体外循環による僧房弁形成術を多症例行ってこられ欧米でも非常に高い評価を受けております。菅野先生も手術症例が増えてかなり高い成功率をおさめています。体外循環で心臓を止め開心して行う手術ですのでリスクも伴いますが内科的にコントロール困難な症例に対しては非常に価値ある唯一の方法となっています。今後関西でも手術を受けられるように体制を整えていく予定です。

S.S