南が丘動物通信

10月4日 葉月会セミナー 13年10月04日

10月4日 葉月会セミナー 本当にあった怖ーい麻酔
~手術の麻酔には、麻酔専門の獣医師を~
 今井彩子先生 日本小動物医療センター 麻酔疼痛管理アドバイザー
           岐阜大学応用生物科学部客員獣医系准教授

今回は、麻酔を専門にされている今井先生のセミナーでした。麻酔をかけるうえで、その症例の状態によって麻酔リスクを5段階に分類するPS またはASA分類があります。これは、各獣医師が麻酔の管理をするのに重要なのと、オーナーに麻酔をかける危険度を提示するのに重要な分類になります。麻酔関連で死亡する確率はやはり、一般状態が悪い症例に多く、この分類は、麻酔中のモニタリングにとても重要な分類になるとのことです。また麻酔中のモニタリングの重要性とともに、実際の症例で、麻酔中先生が経験された麻酔と一般状態と手術の関連について詳しく学ぶことができました。
 実際の経験としても麻酔中予期せぬ状態になったことは何度もあり、適切な対応をするうえで、その症例の把握や麻酔中のモニタリングの必要性をそのたびに痛感しています。
 当院では、麻酔中に、麻酔記録を書くように徹底しております
 これからも、より安全な麻酔が出来るように心がけたいと思います。