南が丘動物通信

7月26日 志学会7月月例会 13年07月27日


今回は腫瘍の放射線治療への反応について様々な症例を紹介していただきました。
鼻の腫瘍など外科的手術が困難なものや,犬の扁平上皮癌,肥満細胞腫など放射線感受性の高い腫瘍においては放射線治療が有用であるということが実際の治療症例を紹介して頂くことで再認識できました。実際の放射線治療への反応は個体差があり,治療後に再発,転移が認められることもあります。そのような場合にどのような治療をしていくかについてもいくつか紹介して頂きました。
動物の生活の質を維持できるようにオーナー様と治療方針についてしっかり話し合い,良い死に方まで持っていくことも医療の役目であるという言葉が心に残りました。