南が丘動物通信

6月12、13日NAHA国際セミナー 動物腫瘍学 13年06月15日

NAHA国際セミナー 動物腫瘍学
Dr Dennis W. Macy
米国獣医内科学会認定専門医
コロラド州立大学獣医生命医学部名誉教授

今回、腫瘍学についてのセミナーに参加いたしました。
肥満細胞腫の治療薬として使用されている分子標的薬のリン酸トセラニブは、
多重キナーゼ阻害薬であり、いくつかのキナーゼを阻害するため
そのほかの腫瘍に対しても効果的であるとのことでした。
また、局所注入療法による治療の紹介もありました。
悪性腫瘍で外科的処置が困難な場合もたくさんありますので、
適用できる症例に提示できる選択肢を増やせると感じました。