南が丘動物通信

ホルネル症候群 11年01月25日

ホルネル症候群とは、交感神経支配の障害によって、
縮瞳・瞬膜の突出・上眼瞼の下垂・眼球陥没が症状として現れます。
ホルネル症候群は、障害がある部位によって、
一次性(中枢性)、二次性(胸部、頸部)、三次性(頭部、中耳)と分かれます。
そのため、病変部の特定を検査によって行い、その部位における異常(腫瘍や感染、外傷など)を精査する必要があります。また、甲状腺機能不全は、ホルネル症候群を含む神経症状をしめすことがあるので、その可能性も考慮しなければなりません。
原因が不明なことも多くあり、ゴールデンレトリーバーでは、原因不明性のものに罹ることが多いとされています。
原因不明性のホルネル症候群は、8週間ほどで回復することが多いと言われています。