南が丘動物通信

犬のリハビリテーション 09年05月18日

リハビリテーションは、小動物において最近見直され、積極的に取り入れられていることが多い分野であります。リハビリというと、後肢の麻痺したワンちゃんを想像しますが、股関節形成不全、膝蓋骨内方脱臼、前十字靭帯断裂等、整形疾患でも大きな効果を発揮すると言われています。関節は、使用しないと硬くなってしまいます。また筋肉量も減り、それ自体がワンちゃんの負重し、歩くことへの大きな障害になってしまいます。特に大型のワンちゃんは、その筋肉や関節の障害で、更に歩けなくなることによって、介護をされる飼主様に大きな負担となってしまいます。またそれらを防ぐこと以外にも疼痛の緩和効果も大いに期待できます。
リハビリテーションは毎日の積み重ねです。いろいろなタイプのリハビリテーションの方法が提案されてきています。飼主様が毎日の生活のなかで、無理なく継続できるリハビリをご提示できれば、と思います。