南が丘動物通信

2月1日 甲状腺腫瘍摘出手術 09年02月02日

葉月会・酪農学園大学 廉澤 剛教授執刀手術

今回は、右の甲状腺腫瘍の摘出術を行いました。当初は大きく内出血もしやすかったようですが、前日には小さくなり、出血によって大きく見えていたと考えられました。CTによる検査ではあまり血管が入り込んでいなくて甲状腺癌でなくそれ以外の腫瘍も考えられました。甲状腺の周囲は、神経や血管が入り混じっている部位なのですが、今回は、上手く温存することが出来ました。同じ甲状腺腫瘍でも、もっと、神経や血管が入り混じっているものもあり、症例によって、まったく異なるというお話でした。