南が丘動物通信

3月23日 葉月会腫瘍学セミナー 13年03月24日

酪農学園大学 廉澤 剛先生

今回は肝臓腫瘍に関しての講義でした。肝臓腫瘍は、現在のところ効果的な抗癌剤の報告はなく、外科的切除が第一選択となります。
今回の講演では、肝臓外科を中心に講義していただきましたが、肝臓は血管豊富な組織で術野をしっかり確保することが成功の秘訣の一つであることを再認識しました。

3月20日 志学会症例検討会 13年03月21日

 志学会の症例発表会では、毎年多数の病院の先生方が発表されるため、見たことのない症例やまだ試みたことのない治療法についてのお話を聞くことが出来ます。
また、今年も山口大学から奥田先生と坂口先生にコメンテーターとしていらしていただき、内科と外科の両方の視点からのアドバイスを伺うことが出来たため、大変勉強になりました。
やはり教科書だけでなく、実際に現場で経験したことをもとに知識や技術の向上を図ることが大切だと感じました。

3月6日JAHA外科認定医発表会 13年03月07日

外科認定医における発表会が行われました。発表者はそれぞれかなり頑張った内容で非常に刺激を受けました。日本大学外科学研究室、浅野和之准教授も参加いただき、コメントをしてもらいました。懇親会でもいろいろと話が出来、刺激をうけることができてよかったです。発表者の皆様ありがとうございました。

3月3日 葉月会セミナー 13年03月03日

小動物眼科学セミナーシリーズ⑤ 緑内障を極めるPart1
緑内障の診断と総論    
辻田裕規先生(葉月会獣医医療センター、米国獣医眼科専門医プログラム修了認定医)

 月1回のセミナーシリーズで、今回は緑内障がテーマでした。緑内障とは、眼内圧が、上昇してしまうことが原因で起こる疾患で視力の緊急疾患な場合があります。眼内圧の上昇の原因で多いことは、眼の中の眼房水の増加で、まず眼房水の産生と排泄の流れを教わりました。また緑内障の診断に必要な眼圧計の種類や、眼科専門医がよく行う隅角鏡検査の見方などを教わりました。特に隅角鏡は、一般的ではない検査ですので、とても勉強になりました。隅角とは、眼房水の排泄する場所のことです。
 また緑内障は、いろいろな原因で続発する事も多い疾患で、その中で比較的遭遇することの少ない疾患を教わりました。
最後に緑内障の治療としての内科的治療と外科的治療を教わりました
 緑内障は、遭遇する事の多い疾患です。眼の緊急疾患でありますので、今後の診察にしっかり繋げていきたいと思います。