南が丘動物通信

9月23日 関節鏡実習セミナー 12年09月25日

関節鏡セミナーに参加しました。
ファーブル動物病院の山口力先生、小川犬猫病院の小川純也先生の整形外科の両先生が講師でご指導いただきました。やはり十字靭帯の部分断裂、半月板損傷は関節鏡以外では評価不十分、対処困難です。高額な機械と大変な訓練をおこないどこまで対応できるかが課題です。動物のためにどこまでしてあげることできるか検討していきたいと思います。

9月21日 葉月会腫瘍セミナー 12年09月21日

骨肉腫
酪農学園大学獣医学部伴侶動物医療部門
廉澤剛先生

骨肉腫は大型犬に多く、進行性に痛みと跛行を呈する骨に発生する悪性腫瘍です。骨破壊とレントゲン写真の読影などの基本的な事項から、治療に際しての断脚と化学療法の併用の重要性などについて学ぶことが出来ました。疼痛緩和としてはビスフォスフォネート製剤が注目されており、当院でも一定の効果を得られると感じています。大型犬の跛行の原因はさまざまです、もし症状が見られましたらご相談ください。

9月6日 iVEAT腹部超音波実習 12年09月06日

iVEAT 宮林 孝仁先生

胃腸と膵臓についての回でした。消化器症状で来院される動物は多く、そのため胃腸、膵臓の超音波検査法を理解することはとても重要です。描出方法は少し難しいのですが、胃の幽門部や膵臓の描出法を中心に学ぶことができました。

8月31日 葉月会腫瘍学セミナー 12年09月01日


ノースラボ 賀川 由美子先生

今回は、肥満細胞腫、前立腺疾患の病理診断の評価方法について主に講義していただきました。特に肥満細胞腫は、腫瘍摘出後のグレード分類がその後の治療方針につながるため、病理診断は非常に重要なものとなりますが、現在主に使われているPatnaikの分類ではグレード分けにグレーな部分がどうしても出てくるというお話はとても参考になりました。