南が丘動物通信

8月29日 葉月会セミナー 09年08月31日

臨床皮膚病学マニュアルセミナー
東京農工大学 農学部 獣医内科学教室 教授
岩崎 利郎 先生

今回は第二回目のセミナーで、犬毛包虫症と疥癬の診断と治療、MDR1遺伝子の異常を含めてという、タイトルでした。スクレーピング検査は、それぞれ検査したい目的によって、どこまでスクレーピングするかが、異なります。動画での解説はとても印象深いものでした。 また、毛包虫症や、疥癬での症状や、治療を一つ一つ丁寧に教わることが出来ました。
またMDR1遺伝子とは、P糖蛋白をコードする遺伝子で、このP糖蛋白は、薬物を細胞外へ排泄する役割があります。この遺伝子が、変異している場合、薬物の毒性が、強く出てしまうことがあるとのことです。このMDR1遺伝子の異常を持っている個体の犬種別では、圧倒的にコリー系が多く、毛包虫や疥癬の治療にコリー系犬種がイベルペクチンが使えないのは、この遺伝子の変異に起因すると考えられています。この遺伝子を事前に調べることによって、コリー系犬種の毛包虫や疥癬の治療にイベルメクチンを使用できたケースを教わりました。

8月19日 葉月会セミナー 09年08月20日

「老犬と楽しく暮らそう」
講師:矢崎 潤 先生

今回は、主に寝たきりになってしまった老犬の介護について、ご自身の経験を元に
数多くの具体的かつ実践的なご指導を頂きました。
老犬の介護は、飼主様にとって非常に大きな問題であると認識し、
獣医師として「診療以外で何か協力できることは無いか」という視点を
持たなければならないと自覚させられました。

8月19日 葉月会セミナー 09年08月20日

「老犬と楽しく暮らそう」
講師:矢崎 潤 先生

今回は、主に寝たきりになってしまった老犬の介護について、ご自身の経験を元に
数多くの具体的かつ実践的なご指導を頂きました。
老犬の介護は、飼主様にとって非常に大きな問題であると認識し、
獣医師として「診療以外で何か協力できることは無いか」という視点を
持たなければならないと自覚させられました。

8月12日 葉月会セミナー 09年08月13日

葉月会セミナー
泉南動物病院 院長
横井 慎一 先生

今回は、様々な皮膚病に対する効果的なシャンプー療法についてのセミナーでした。皮膚病になる原因として、細菌感染、真菌感染、アトピーなど様々なものがあり、脂漏を示したり、乾燥を示したり様々な状態があります。皮膚病になりやすい動物は内服薬で一度治っても、すぐまた再発する子が多いので、シャンプーによる維持療法が重要になってきます。
現在ある多種のシャンプーの中から症例と共に最も効果的なシャンプーの選び方を教わりました。
また、正しいシャンプーの仕方もあわせて教わりました。
飼主さん自身がすることが多いシャンプーについてきちんと学ぶことができ、これからの診療に生かしていきたいです。

8月10日 葉月会セミナー 09年08月10日

神経学的検査を習得しよう
日本大学生物資源科学部獣医学科外科学研究室
枝村 一弥先生

今回のセミナーでは、神経学的検査の理論とその方法について詳しくお話していただけました。神経学的検査は神経病を疑うときには必須の検査なのですが、自分の中でその方法についてあいまいな所も多くあり、非常に実りのあるセミナーとなりました。