スタッフによる診療コラム

5月29日 葉月会セミナー

10年05月30日

ポピュラーな腫瘍について
    ~乳腺腫瘍・肥満細胞腫など~

酪農学園大学獣医学部獣医学科伴侶動物医療部門(腫瘍科)
廉澤 剛 教授

犬や猫の乳腺腫瘍について、小型犬と中~大型犬、各年齢などによる悪性度の比較や外科的手術の切除範囲、皮膚を大部分切除した場合の縫合法、術後の生存期間に関わる因子、炎症性乳癌などについて、統計や実際の症例を交えて講義していただきました。
今回学んだことを今後の治療に活かしていきたいと思います。

5月21日 志学会セミナー

10年05月22日

社会人としての立ち居振る舞いと言葉遣い

動物病院接客コンサルタント
坂上 緑 先生

今回は、社会人としての立ち居振る舞いと言葉遣いをテーマに、挨拶、名刺交換、書類提示、正しい敬語など社会人として一般的な接遇について実習も交えて講義していただきました。私たちは獣医師・動物看護師であると同時に一人の社会人として皆様と接していることを再認識するとともに、本日学んだことを日々の診療に活かせるよう心がけます。

5月20日 葉月会セミナー

10年05月21日

Dr.平田の血液学2010 Vol12 「甲状腺を知る」
アイデックスラボラトリーズ
平田 雅彦先生

今回は犬の甲状腺機能低下症の治療法および猫の甲状腺機能亢進症の病態、診断、治療について講義していただきました。特に猫の甲状腺機能亢進症の病態に関しては、様々な症状が発現する経緯を丁寧に解説していただき、教科書には載っていない内容で大変勉強になりました。

5月19日 葉月会セミナー

10年05月20日

明日からできる! 院内リハビリ1・2・3
講師:森 めぐみ先生(HARC)

今回は、院内でできるリハビリセミナー第3回でした。
実際の症例を交えての実習では、一般臨床的に実現可能な範囲で
細部まで講義いただきました。
ここで得られた知識を、今後の臨床に役立ててゆきたいと思います。

フェレットのインフルエンザ

10年05月18日

フェレットは人のインフルエンザに感染します。多くの場合はご家族の方から感染し、症状は眼脂、鼻汁、食欲不振などがみられます。
ですから、ご家族にインフルエンザに罹った人がいるかどうかが診断のポイントになります。
多くのケースでは無治療でよくなりますが、二次感染をおこしますので、抗生物質の投与や支持療法が必要となります。
また、昨年流行したH1N1新型インフルエンザにも感染することが報告されています。
もしご家族がインフルエンザにかかったら、飼われてるフェレットさんにも注意が必要です。

犬の腸閉塞

10年05月11日

腸閉塞は様々な原因により腸が通過障害を起こし、嘔吐や腹痛、腹囲膨満、排便回数の減少あるいは排便停止を起こす病気です。腸管が完全につまった場合(イレウス)にはこれらの症状が急激に現れます。完全には腸管がつまっておらず液状のものなど一部の腸内容が通過可能な場合(腸狭窄あるいは不完全イレウス)には初期の症状は軽度ですが、放置しておくと徐々に腸管の内容通過が悪くなり病状が悪くなっていきます。
原因として最も多いものは、石やプラスチック製品、ゴルフボールなどの消化できない異物を誤って飲み込み、腸管をつまらせてしまうことです。しかし大きな物だけが腸をつまらせるのではなく、糸やビニールなどヒモ状の物も飲み込むと腸管が徐々にアコーディオン状に折りたたまれ、最終的に通過障害を起こす場合があります。また、お腹の中の臓器に発生した腫瘍や膿瘍による腸の圧迫、腸捻転や腸重積など腸管の形態的異常、腸管の動きを調節している神経の障害、極端な便秘による大量の便など腸閉塞の原因は多岐にわたります。このように様々な原因で発生する腸閉塞の診断・治療には、Ⅹ線検査や超音波検査などの画像診断による腸内異物の存在の確認、あるいは閉塞部位の特定が欠くことができません。
腸閉塞は早期に発見され適切な治療を受ければ完治します。しかし犬が高齢である場合や対応が遅れた場合には、脱水状態やショック状態に陥り死亡することもある恐い病気です。腸管が完全につまって内容物が完全に動かなくなった場合には早急な手術が必要となります。食事や飲水の後すぐに吐き出す、うんちが出ない、お腹がふくれているなどの症状に気付かれた際には早急にご来院ください。

犬の膝蓋骨内方脱臼

10年05月04日

 膝蓋骨とは膝のお皿の骨のことで、膝蓋骨が体軸の内側に脱臼する膝蓋骨内方脱臼は、最も多く認められる後肢の整形外科的疾患のひとつです。特に小型犬、ミニチュア犬種に多く、大型犬になるにつれて外方脱臼が多くなりますが、大型犬においても内方脱臼の割合のほうが高いです。先天性、後天性(外傷性)に発生し、先天性膝蓋骨脱臼では出生時は脱臼を起こしていなくても、解剖学的異常は存在するためにその後に発生することがあります。症状は、肢を着くことができない(体重を乗せることができない)、疼痛などで、脱臼の程度や症状などによりグレード分類がなされています。グレード1では通常の運動では脱臼することはまれで、手によって脱臼させられるもの。グレード2は自発的に脱臼することがあるが疼痛を示すことはなく、ときおりスキップをするような跛行が見られるもの。グレード3では常に脱臼しているが手で戻せるもので、後肢の変形を伴うことがあるもの。グレード4では常に脱臼しており手で戻せず、後肢が重度に変形しているもの。治療法は疼痛を抑える内科的治療法と、手術による外科的治療法があります。グレード、症状、年齢、併発疾患の有無などにより外科的治療を選択するか決定します。明らかな跛行を示す犬や、前十字靭帯の断裂を伴う犬では手術が推奨されます。また体重の重い犬や肥満犬ではより負担がかかり注意が必要になります。肢を上げる、スキップをするように走るなどの症状が見られましたらご相談ください。

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