スタッフによる診療コラム

9月24日 葉月会セミナー

09年09月26日

獣医再生医療の実際手技
岸上獣医科病院 岸上 義弘先生

 今回は、近年人医領域でも注目を集めている再生医療を獣医領域に応用するという講義をして頂きました。骨髄幹細胞投与による脊髄損傷や肝硬変の修復、PRPによる皮膚欠損の修復など、最先端の再生医療を学ぶことができました。

シャンプー療法

09年09月21日

犬の皮膚病の原因は様々で、治療法もそれぞれに異なります。
しかし、多くの犬はその強い痒みから自分で皮膚を傷つけてしまい、
1次2次によらず、細菌や真菌の感染を起こしている事がほとんどです。
その場合は、抗生物質を使用する事になりますが、
併用療法として多くはシャンプー療法も適応となります。
単純なイメージですが、お腹の中で吸収されてジワジワ効いてくる内服薬よりも、
ダイレクトに患部で仕事をするシャンプーの方が、効果が高いように思えます。

効果的なシャンプーの方法として、最近、皮膚の専門の先生は
「シャンプーは、①悪いところから②低温のお湯で③全身に行き渡ったら5~10分置く」
ようにと仰っています。

とはいえ、大きな犬だと、シャンプーにかかる手間は非常に大きくかかります。
寒い季節や、持病を抱えている犬だと、シャンプーそのものが負担となる可能性もあります。

やはり、病変に気づかれたなら、掻き壊してしまう前に
なるべく早くご来院頂き、サッと治してしまう
というのが犬にとっては最も楽な方法と思われます。

9月18日 志学会セミナー

09年09月18日

二次診療で診る皮膚病  
鳥取大学農学部獣医内科学分野 松鵜 彩

今回の志学会セミナーは、鳥取大学の松鵜先生に皮膚病について講演していただきました。
松鵜先生は大学病院で診察されてますので、普段私たちがなかなか診ることのない珍しい症例について教えていただきました。
大学という二次診療施設でも、押捺検査やそうは検査などの基本的な皮膚病検査が重要になってきます。
基本的な検査の重要性を再確認できた非常にすばらしい講演でした。

9月19日 葉月会セミナー

09年09月18日

症例検討会
酪農学園大学 廉澤 剛教授

・口腔内腫瘍
・乳腺腫瘍
の症例についてご解説頂きました。
治療の選択支やその予後など、非常に判り易く参考となりました。

9月17日 葉月会セミナー

09年09月17日

慢性疾患に起因する貧血、白血球の種類
アイデックスラボラトリーズ 平田 雅彦先生

慢性疾患における貧血の機序を詳しく習いました。炎症によって、貧血が起こることは知られていましたが、なぜそうなるのかの話はとても興味深いものでした。また腎不全の貧血、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能低下症における貧血の機序も習うことができました。再生不良性貧血での分類の仕方は、飼主様に予後を説明する上でとても重要です。今回学んだことを、診察に生かしたいと思いました。
また、白血球の分類は、白血球がそれぞれ多様な形状をするので、頭を悩ませることがあります。今回いろいろな形状の白血球のスライドを見ることができ、一歩前に進むことができたと感じました。

胃拡張-捻転症候群

09年09月14日

 犬の胃捻転は突然発症し、胃がねじれることによりショック状態に陥り、放置すると数時間で死亡してしまう恐ろしい病気です。胃捻転は、脾臓と胃へ分布する血管とともに胃全体がねじれるため、胃の入り口である噴門と出口である幽門が閉塞し、時間とともに胃内はガスと胃液が充満して異常に膨満します。そのため、嘔吐の姿勢をとっても吐物が出ない状態が続き、努力性呼吸、チアノーゼを起こし、脈圧が低下するなどショック症状を起こします。そのまま治療せずに放置すると数時間で死亡します。
 この病気はグレート・デン、ボクサー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、セント・バーナード、ドーベルマンなどの大型犬に多く、遺伝的要因も考えられています。また、一日一回食の犬や、食事を勢いよく食べる犬に多い傾向があります。
 出来るだけ早い治療が必要な疾患のため、以上の様な症状に気付かれた際には早急にご来院ください。

9月10日 iVEATセミナー

09年09月11日

Dr.萩尾の実践心エコー:入門編③ 
宮崎大学・獣医外科学教室研究室 萩尾 光美先生

 今回は、右側傍胸骨短軸像の各断面の撮り方、見方からMモード法、ドプラ法の計測方法についても講義して頂きました。特に各計測においてはより正確な断面の描出を心がけ、超音波ビームの当て方に気を配る必要がある事を再確認することができました。

ネコの下部尿路疾患(FLUTD)

09年09月06日

ネコの下部尿路疾患(FLUTD)とは、下部尿路(膀胱~尿道)が閉塞して排尿障害を起こした状態を表します。
FLUTDは、主に尿路結石や尿道栓子が尿道につまることで起こります。
尿路結石の種類としてはストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)、シュウ酸カルシウム、尿酸塩などがあります。現在のところ、日本で見られる結石はストルバイトとシュウ酸カルシウムがほとんどです。これら結石ができる要因として尿のpHが大きく関与しており、ストルバイトはアルカリ性で、シュウ酸カルシウムは酸性で形成されやすくなります。
尿道栓子は、尿路の細菌感染から炎症を起こしてはがれた上皮細胞や細菌そのもの、その他尿細管から分泌されるタンパク質などが核となり形成されます。
 初期症状としては、排尿困難、頻尿、血尿などが挙げられます。排尿の際に痛みを伴うため鳴くといった行動もよく見られます。そのまま状態が改善されないと、やがて食欲不振、嘔吐、脱水などを示しその後衰弱、虚脱して死に至ります。
 治療には、閉塞の解除を目的としたカテーテル挿入、脱水、閉塞後利尿、尿毒症の治療を目的とした輸液、ストルバイト結石が原因の場合には結石を溶解し、形成を抑える食事管理などが行われます。
 予防としては、常に水が飲める環境を作る、トイレを清潔に保つなどして排尿回数が減らないよう注意する事が大切です。また、肥満も結石形成の誘発因子の一つであるとされています。そして、一度尿石症になったネコは再発の可能性が高いため、予防的に療法食を続けることも重要です。
 夏が終わって気温が徐々に下がっていくこれからの季節、運動量や飲水量が減るために尿石症になりやすくなります。愛猫が頻繁にトイレに行く、トイレに行くが出ていない、などの症状が現れた場合は、すぐに病院までお越し下さい。

9月3日 iVEATセミナー

09年09月04日

咳の患者の画像診断
i VEAT 宮林 孝仁 先生

今回のセミナーでは、咳の患者が来たときの診断について画像診断を主に学びました。
咳を呈する時にどこに異常が起きているかを鑑別するのには、画像診断が有用です。また、その経過を追っていく際の比較としても画像検査が重要となってきます。その画像診断のポイントを教わりました。また、呼吸困難な患者が来院した場合、経鼻カテーテルを入れて酸素を給与するとよいなど対処法も併せて教わり、これから診療に生かしていこうと思います。

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