南が丘動物通信

舌炎 18年05月06日

歯石でお悩みの方はたくさんいらっしゃると思います。歯石、歯垢は口腔粘膜を刺激し、口内炎、潰瘍を作る場合があります。

口腔粘膜とは舌も例外ではありません。慢性潰瘍性歯周口内炎は舌の辺縁にでき、瘢痕化して一見腫瘍の様な見た目になることもあります。なかなか見せてくれない部位でもあるので怪しいと思ったら一度ご相談いただけたらと思います。

予防としてはやはり日常のデンタルケアが最も重要になります。小さい時からワンちゃんの口の中を触ってあげるのはコミュニケーションとしてもいいことだと思います。また口内炎は基礎疾患が関わっている場合もございます。例えば甲状腺機能低下症や慢性腎不全、糖尿病が挙げられます。口の中を見てあげるのは健康診断のいいきっかけかもしれませんね。K.Y